2016年06月26日

うつ病等による労災申請1500人超と過去最多、労災認定は減少!?

うつ病等の労災認定基準:パワハラ、セクハラ、長時間労働など
会社が労災を認めない、会社が労災の申請をしてくれない時の対処方法
労災認定基準:労働基準監督署はどんな基準で労災を判断するのか
長時間労働・パワハラ等による過労自殺はなぜなくならないのか?
36協定(サブロク協定)について最低限知っておきたいこと

などの記事をご紹介しております。

実は去年の今頃は、以下の記事をご紹介しておりました。

心の病による労災認定、過労自殺、自殺未遂が過去最多

「心の病(うつ病等の精神疾患)による労災認定、過労自殺、自殺未遂が過去最多」という厚生労働省による公表結果に非常に驚き、胸が痛くなりました。

そして、今年の公表結果でまた「過去最多」となってしまいました。
その一方で、今年の公表結果には疑問を感じてしまいました。

なぜなら、うつ病等の精神疾患による労災申請は過去最多なのにもかかわらず、労災認定は減少しているからです。

通常であれば、労災を申請した数が増えれば、労災と認定される数も増えるはずなのではないでしょうか?
労災認定を行っているのは労働基準監督署なのですが、これは一体どういうことなのでしょうか?

このように・・・

労災認定基準に関して疑問を感じてしまった今回の公表結果に関連した記事をご紹介します。


1. うつ病などの労災認定 4年連続で400人超に(NHK NEWS WEB)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

===ここから===

職場でのストレスが原因でうつ病などになったとして、昨年度、労災と認められた人は4年連続で400人を超えたことが、厚生労働省のまとめで分かりました。

厚生労働省によりますと、昨年度、長時間労働で過労死したり、病気になったりして、過労による労災と認められた人は前の年度より51人少ない723人でした。
中でも、職場での強いストレスが原因でうつ病などになった人は、全体の3分の2近い472人に上り、4年連続で400人を超えました。

年代別では40代が147人と最も多く、次いで30代の137人、20代が87人で、比較的若い人の割合が高くなっています。

===ここまで===


2. 「職場で精神疾患」労災申請、最多の1515人(読売新聞)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

===ここから===

厚生労働省は、職場でのストレスが原因でうつ病などの精神疾患を発症し、2015年度に労災認定された人は472人(前年度比25人減)だったと発表した。

400人を上回ったのは4年連続。
精神疾患での労災申請は過去最多の1515人だった。

職種別の労災認定者は、トラック運転手などの「道路貨物運送業」(36人)が最多で、次いで介護士などの「社会保険・社会福祉・介護事業」(24人)、看護師などの「医療業」(23人)。精神疾患の原因は「仕事の内容・量に変化があった」(75人)、「いじめ、または暴行を受けた」(60人)などが多かった。

精神疾患を発症して自殺(未遂含む)し、労災認定を受けたのは93人だった。

===ここまで===



3. いじめ、過重労働…精神疾患の労災申請最多(日本経済新聞)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

===ここから===

労災認定は472人で前年より25人減ったが依然として高水準。
いじめや過重労働など職場環境の悪化が原因で発症した事例が目立った。

労災認定された472人のうち自殺者(未遂含む)は93人に上った。

労災認定された人の発症の原因は命に関わるような病気やけが、わいせつ行為などの「特別な出来事」が87人で最多だった。
「仕事内容や仕事量の変化」(75人)、「嫌がらせ、いじめ、または暴行を受けた」(60人)が続いた。
「セクハラを受けた」(24人)、「上司とのトラブル」(21人)も目立った。

認定された472人の1カ月の平均時間外労働は「100時間以上」が172人(36.4%)を占め、「160時間以上」も65人(13.8%)いた。

労災認定は業種別に見ると、製造業が71人で最多。
卸売業・小売業の65人、運輸業・郵便業の57人が続いた。
年代別では40代が147人と最多で、30代が137人と働き盛りの世代が目立った。

就労形態別では正社員が407人だった一方、パート・アルバイトは27人、契約社員が18人、派遣労働者が13人だった。

精神疾患とは別に、脳梗塞や心筋梗塞などで労災申請した人は前年度から32人増え795人で、4年ぶりに増加した。
認定は26人減って251人だった。

認定された人の1カ月の平均時間外労働「80時間以上100時間未満」が105人と最も多かった。

===ここまで===



4. 「心の病」労災請求が1500人超 3年連続で最多更新(朝日新聞)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

===ここから===

厚生労働省が、15年度の「過労死等の労災補償状況」を公表した。
精神障害で労災請求した人は1515人で、前年度比59人増。比較できる1983年度以降で最も多かった。

労災認定された人は472人で25人減ったが、過去3番目に多かった。
6割が30〜40代で、うち自殺や自殺未遂者は93人だった。

業種別で多かったのは道路貨物運送業や介護など医療・福祉、小売業など。
原因別では、「仕事内容・仕事量の変化」「月80時間以上の残業」「2週間以上の連続勤務」など仕事量に関するものが目立ち、長時間労働が原因になっていることがうかがえる。

「脳・心臓疾患」で労災認定された人は、前年度比26人減の251人(うち死者96人)だった。
減少は3年連続。
業種別では道路貨物運送業が3割。

労災認定された人の9割が月80時間以上の残業をしており、長時間労働の影響が出ている。

===ここまで===



5. 労災 うつ病などの精神疾患で申請1515人 過去最多(毎日新聞)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

===ここから===

長時間労働やパワーハラスメントが原因でうつ病などの精神疾患を発症した労働災害の請求が1515人(前年度比59人増)と初めて1500人を超え、過去最多となったことが厚生労働省が公表した2015年度の労災状況まとめで明らかになった。
うち472人(同25人減)が労災認定された。

脳・心疾患などの労災申請も、前年度から増加するなど高止まりしている。
精神疾患の請求のうち、自殺(未遂を含む)が199人(同14人減)で、過去2番目に多い93人(同6人減)が認定された。

請求が多い業種は「社会保険・社会福祉・介護」が157人(同17人増)、次いで「医療業」が96人。
人手不足もあり、対人関係の業界でハラスメントや過重労働が深刻化していることをうかがわせる。

脳・心臓疾患の請求は795人(同32人増)で、認定は251人(同26人減)。
請求が多い業種は「道路貨物運送業」が133人(同13人増)、次いで「総合工事業」が48人。
「道路旅客運送業」も30人にのぼり、運転労働者の業務の過酷さが浮かんだ。

精神疾患で請求した人を年代別にみると、50代が287人(同70人増)と大幅増加、40代が最多の459人(同5人増)と、中高年の増加が目立った。
30代は419人で高止まり、20代は281人で16人減少した。

認定の原因では「心理的な負荷が極度に高い出来事」が87人で最多、「仕事の内容や量の変化」が75人、パワハラや暴行が60人だった。

14年に過労死等防止対策推進法(過労死防止法)が制定され、過労死の啓発や長時間労働縮減の取り組みが始まっている。
過労死防止学会で活動する関西大名誉教授は「防止法の施行で過労死への認識が高まり、請求が増えている側面もあると思うが、まだまだ長時間労働がはびこっている。労働時間の上限規制や仕事と仕事の間に一定の時間を空けるインターバル規制が求められる」と話している。

===ここまで===



【厚生労働省による公表資料】
平成27年度「過労死等の労災補償状況」を公表


【参考】
よろしければ、以下も参考になさって下さいねー。


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posted by 西区地域労組 at 16:40| 雇われて働く人に関係するニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする