2016年05月29日

ブラック企業名の公表を厚生労働省がようやく行ったものの・・・

【厚生労働省が公表を開始したブラック企業リストをお探しの方へ】
以下の記事に掲載してありますので、よろしければご覧下さい。


ブラック企業リストを厚生労働省が公表開始、毎月更新

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ブラック企業の取り締まりを厚生労働省が強化、送検や社名公表も

という記事をご紹介したのは、2013年8月のことでした。

そして2015年5月に、公表対象となる企業の基準が以下のように公表されました。

1. 労働基準法違反があり、1ヶ月当たりの残業や休日労働が100時間超で
2. 1つの事業所で10人以上の労働者に違法な長時間労働があり
3. 1年間に3ヶ所以上の事業所で違法な長時間労働があり
4. 労働基準監督官から是正勧告を受けた大企業のみ

それから1年経って、厚生労働省からようやく企業名が公表されましたが・・・

予測通りの結果となってしまったようですので、関連記事をご紹介致します。


1. 厚労省、是正指導の企業名初公表 違法な長時間労働で(共同通信)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい
※後述との関係により企業名はあえて明記しないようにしたため、企業名を知りたい方はリンク先をご参照下さい

===ここから===

千葉労働局は、最長で1カ月当たり約197時間に上る違法な長時間労働をさせていたとして、千葉市の棚卸し業務代行会社を是正指導したと発表した。
厚生労働省は昨年5月、違法な長時間労働を繰り返した企業について、行政指導の段階で社名を公表することに決めたが、実際に公表したのは全国初。

50の営業所のうち4営業所で働く従業員計63人に、労使協定で定めた上限時間を上回る、1カ月当たり100時間を超す時間外や休日労働をさせた。

===ここまで===


2. ブラック企業「社名」公表、1年で1社「一罰百戒の効果薄い」「労基署の体制整備を」(弁護士ドットコム)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

===ここから===

厚労省は昨年5月、労働基準法に違反する企業の公表基準を変更。
一定の条件が揃えば行政指導だけでも、社名を発表するよう各労働局に通達した。

しかし、新基準が初めて適用されたのは、今年5月になってから。
社名公表は、1年でわずかに1社だけだ。

千葉労働局は、違法な長時間残業があったとして、棚卸し代行業会社に是正勧告書を交付したと発表した。
4つの事業所の計63人が1カ月100時間以上の時間外・休日労働をしており、もっとも長い人で約197時間もあったという。

従来ならこの段階で社名が公表されることはなかった。
「書類送検」が社名公表の条件になっていたからだ。

しかし、新基準では、複数の都道府県に事業所を持つ大企業に限って、要件を緩和。
月100時間以上の残業をしている社員が、複数の事業所にまたがって一定数いるなどすれば、行政指導でも社名が公表される。

区切りの良いタイミングで第1号が出たことについて、厚労省の担当者は

「意図があるわけではなく、ここまで該当する企業がありませんでした」

と話す。

1年間で1件しか該当企業がなかったことについては、

「もともと公表のハードルがそれなりに高い。幸か不幸か、そういう企業がなかったということです。ただ、これをもって『ブラック企業』が少ないとは考えていません」

ネットでは、「これは氷山の一角」「もっと公表して」といった声も出ているが、今のところ基準を下げる予定はないという。

こうした厚労省の取り組みについて、日本労働弁護団事務局長の弁護士は、一定の評価をしつつも「問題の切実さに対する認識が甘いのではないか」と語る。

「社名公表が1年で1件では、『一罰百戒』の効果も薄い。実感として、月100時間以上の残業をさせている企業はたくさんある。この現状を考えれば、立ち入り調査を増やしただけで改善されるかは疑問だ。長時間労働は人の命にかかわる。何度指導しても改善されない企業には、もっと毅然とした対応をとってほしい」

一方、労基署の事情にくわしい弁護士は、

「『80時間』になれば、これまで調査されていなかった企業も調査されるので、一定の実効性はあるだろう。ただし、労基署のスタッフは現状でも不足している。同時並行で監督官の増員など体制整備も進める必要がある」

と話していた。

===ここまで===


3. 厚生労働省のブラック企業公開制度、公開は僅か1社だけ!「該当する企業がありませんでした」(真実を探すブログ)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

===ここから===

以下、ネットの反応。

「いみなくなくなくない?」
「イジメを調べました→イジメは無かったくらい意味の無い話」
「形だけのハリボテ制度。真面目にやる気がないなら最初からやるなよ」

「一体どんな基準で公開しているのかと言いたくなるような対応。これでは公開していないのと同じ」
「抜き打ち検査でもしない限りわかるもんか。御丁寧に一報いれていくんだろなあ」

「実は労働基準監督署がブラック職場化しているとか、まことしやかに言われているのが」
「労基法違反なんてどこだってやってる、そんな慣習をなんとかか変えたい。そう思ってるのはあたしだけだろうか」

===ここまで===


【続報】
上記の続報については、以下をご参照下さい。


ブラック企業リストを厚生労働省が公表開始、毎月更新


【参考】
よろしければ、以下も参考になさって下さいねー。


どんな解雇なら不当で、どんな解雇なら不当ではないの?
なぜ会社は辞表(退職願・退職届)を書かせようとするのか?
「クビだ!」等と言われた時、やるべきこととやってはいけないこと
社長や上司の一言で即日解雇って、あり?なし?

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労災認定基準:労働基準監督署はどんな基準で労災を判断するのか
うつ病等の労災認定基準:パワハラ、セクハラ、長時間労働など
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36協定(サブロク協定)について最低限知っておきたいこと
サービス残業:裁量労働制、年俸制、ノー残業デーにご注意下さい
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自社製品の購入を強制された時って、断ったらダメなの?
パワハラ(パワーハラスメント)を厚生労働省が6類型に分類
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勤務先の会社の雇用保険加入状況を調べる方法
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企業の厚生年金と健康保険の加入状況や保険料納付状況を調べる方法
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「就活とブラック企業――現代の若者の働きかた事情(ブラック企業の見分け方など)」

労働組合とは(1)(超基本編)
労働組合とは(2)(「社内に労働組合がない時は?」編)
労働組合とは(3)(「労働組合の種類って?」編)
労働組合とは(4)(「労働組合のあるべき姿って?編)」
労働組合とは(5)(「労働組合の存在意義って何だろう?」編)
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posted by 西区地域労組 at 16:10| 雇われて働く人に関係するニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする