2016年05月22日

高校生アルバイトでの被害:厚労省のブラックバイト実態調査

不当な解雇、雇い止め、派遣切り、賃金未払いや引き下げ、雇用保険や社会保険の未加入、サービス残業、長時間労働、セクハラやパワハラなどの職場いじめ、うつ病、過労死など・・・
労働に関するこんなトラブルが増加の一途を辿っています。

以前、

ブラックバイトの実態と被害に遭った際の対処方法や相談先について

で、ブラックバイトの実態等についてご紹介しておりました。

その後、厚生労働省も重い腰をようやく上げ、ブラックバイトの実態調査を行いました。
その結果、6割超の大学生アルバイトがブラックバイト被害を経験しているという実態が、2015年11月に公表されました。

それから半年も経ってから、高校生のブラックバイトの実態がやっと公表されたので・・・

関連記事をご紹介致します。


1. “ブラックバイト”高校生も3割以上がトラブル経験(NHK NEWS WEB)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

===ここから===

いわゆる「ブラックバイト」の問題について、厚生労働省が調査した結果、高校生でも3割以上が、アルバイト先でのトラブルを経験するなど問題の広がりが見られることが分かりました。

中には学業に支障が出たと回答した生徒もいて、高校生の間でも「ブラックバイト」の問題が広がりを見せていることが分かりました。

アルバイト先としては、スーパーマーケットが22.6%で最も多く、次いでコンビニエンスストアが14.8%、飲食チェーンが6.7%などとなっています。

===ここまで===



2. 高校生バイト、3割以上「労働条件でトラブル」(読売新聞)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

===ここから===

サービス残業や長時間労働などを強いる「ブラックバイト」を巡り、厚生労働省が高校生を対象に行ったアンケートで、3割以上が「労働条件を巡るトラブルがあった」と回答していたことが分かった。

「トラブルを経験した」と回答したのは全体の32・6%。
具体的には、労働基準法違反の疑いがある「1日の労働時間が6時間を超えても休憩時間がなかった」(4・8%)、「働いた時間分のアルバイト代が計算されない」(3・8%)、「禁止されている深夜・休日労働をさせられた」(2・2%)などだった。

===ここまで===



3. 高校生、バイトでトラブル3割超 シフトなど巡り(日本経済新聞)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

===ここから===

労働条件が過酷な「ブラックバイト」の問題を受けて調査。
「不当な扱いはなかった」は34.7%だった。

「採用時に合意した以上のシフトを入れられた」が11.2%。「採用時に合意した以外の仕事をさせられた」が8.8%、「一方的にシフト変更を命じられた」が7.0%で続いた。

労働基準関係法令違反の恐れがあるトラブルもあった。
「1日に労働時間が6時間を超えても休憩時間がなかった」が4.8%で、「働いた時間分の全てがアルバイト代として計算されていない」は3.8%だった。

===ここまで===



4. ブラックバイト 高校生6割に被害 労働条件書面渡されず(毎日新聞)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

===ここから===

アルバイトをする高校生の6割が賃金など労働条件を記載した書面を渡されずに働いていたことが、厚生労働省の調査で分かった。

書面交付は労働法令で使用者に義務づけられている。
ルール無視のブラック企業による被害が高校生のアルバイトにまで拡大していることが、国の調査で改めて裏付けられた。

労働条件が記された書面では仕事の内容や労働時間、残業、有給休暇などを明示するが、回答者の60%が交付されていなかった。
労働条件の説明がなかった回答者も18%いた。
また、33%が労働条件を巡るトラブルがあったと回答。

内容は

▽ 給与明細もらえず5%
▽ 労働基準法に違反する6時間を超えて休憩なし4.8%
▽ 準備や片付けの時間の賃金が払われない3.8%
▽ 深夜労働2.2%

−−など。

高校生から「テスト期間も休みがもらえない」「睡眠不足になった」などの声が上がった。

===ここまで===



5. ブラックバイト問題、高校生の3割以上が経験 トラブルの実態は?(ハフィントンポスト)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

===ここから===

「労働条件についてどのように知りましたか」との質問に対しては、そもそも具体的な説明がなかったとする回答が18%にのぼることがわかった。
「口頭のみで知らされた」「書面を見せられた(持ち帰りは不可)」との回答と合わせて約60%が、勤務開始前の時点で労働条件通知書等の交付を受けずに働いている実態が明らかになった。

回答があった主なトラブルの内容は以下の通り。

<労働基準関係法令違反のおそれがあるもの>
・1日に労働時間が6時間を超えても休憩時間がなかった 4.8%
・働いた時間分の全てがアルバイト代として計算されていない 3.8%
・準備や片付けの時間に賃金が支払われなかった 3.8%
・1日8時間、1週 40 時間を超える労働について、割増賃金が支払われなかった 3.4%
・ 本来禁止されている深夜労働・休日労働をさせられた 2.2%
・商品やサービスの買取を強要された 1.1%

<その他労使間のトラブルと考えられるもの>
・ 採用時に合意した以上のシフトを入れられた 11.2%
・ 採用時に合意した仕事以外の仕事をさせられた 8.8%
・ 一方的に勤務シフトの変更を命じられた 7.0%
・ 一方的にシフトを削られた 5.8%
・ 給与明細書がもらえなかった 5.0%

===ここまで===


【厚生労働省による公表資料】
高校生に対するアルバイトに関する意識等調査結果について
大学生等に対するアルバイトに関する意識等調査結果について(平成27年11月9日公表)


【参考】
よろしければ、以下も参考になさって下さいねー。


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posted by 西区地域労組 at 09:20| 雇われて働く人に関係するニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする