2016年05月14日

介護職員のうつ病等による労災認定3倍、労災申請2倍、業種別トップに

うつ病等の労災認定基準:パワハラ、セクハラ、長時間労働など
会社が労災を認めない、会社が労災の申請をしてくれない時の対処方法
労災認定基準:労働基準監督署はどんな基準で労災を判断するのか
勤務先の会社の労災保険加入状況を調べる方法
36協定(サブロク協定)について最低限知っておきたいこと

などの記事をご紹介しております。
そのためなのか、労災の関係で検索して当ブログを閲覧して下さる方が増加傾向にあります。

どこの業界でも非常に深刻な状況ですが、中でも介護業界は最も深刻です。
介護職の仕事をなさっている方がうつ病等を発症し、精神疾患による労災申請を行ったり、労災認定されたりする数が激増しています。

私たち誰もが年をとり、介護を必要とする日がいつかはやって来ます。
介護職というのは、ならない本当に有り難い存在です。

にもかかわらず・・・

これほどまでに危機的な状況に陥っている状況のままでいいのでしょうか?
こんな風に考えさせられてしまう方も多いのではないでしょうか?

そのため、介護職のお仕事をなさっている方の惨状がよくわかる記事をご紹介致します。


1. 介護の職場、うつ病深刻(ロイター)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

===ここから===

仕事のストレスが原因でうつ病などの精神疾患を発症したとして、労災を申請した介護職員が2014年度までの5年間で2倍以上に増えたことが分かった。

認定された人も3倍に増加し、業種別の順位もトップなどに上昇。
慢性的な人手不足が続く介護業界の深刻な職場環境の悪化が浮き彫りになった。

厚生労働省によると、介護を含む「社会保険・社会福祉・介護事業」の精神疾患の労災申請は、09年度の66人が14年度に業種別トップの140人に増加。
5年間で2倍超と急増した。

===ここまで===



2. 介護職うつ 5年で倍 労災申請、人手不足背景に(東京新聞)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

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厚生労働省の集計によると、介護を含む「社会保険・社会福祉・介護事業」の精神疾患の労災申請は、〇九年度の六十六人が一四年度に業種別トップの百四十人に増加。

この五年間の増加率は二・一倍で全業種の一・三倍を上回った。
労災認定も〇九年度の十人から一四年度には三十二人に増え、全業種の認定数(一四年度は四百九十七人)の増加率(二・一倍)を超えた。

業種別の順位でも、一四年度は運転手が多い「道路貨物運送業」(四十一人)に次ぐ二位で、〇九年度は五位。
一〇年度(二十人)に一位となって以降は一位か二位の状態が続き、「医療業」などと共に毎年上位を占めている。

個々の労災申請と認定の時期は年度がずれるケースがあり、一五年度の認定はさらに増える可能性がある。

「社会保険・社会福祉・介護事業」には福祉施設などで働く人も含まれるが、厚労省によると多くは介護の労働者だとしている。
〇九年度から現在の分類方法に変わったため〇八年度以前との比較はできない。

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3. 介護職 うつ労災急増 申請、5年で倍 14年度、厚労省集計(毎日新聞)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

===ここから===

仕事のストレスが原因でうつ病などの精神疾患を発症したとして、労災を申請した介護職員が2014年度までの5年間で2倍以上、認定も3倍に増えたことが分かった。

厚生労働省の集計によると、介護を含む「社会保険・社会福祉・介護事業」の精神疾患の労災申請は、09年度の66人が14年度には業種別トップの140人に増加。
この間の増加率は2・1倍で、全業種の1・3倍を上回った。

労災認定も09年度の10人から14年度には32人に増え、全業種の認定数(14年度は497人)の増加率(2・1倍)を超えた。
09年度は5位だった業種別の順位も、14年度は運転手らの「道路貨物運送業」(41人)に次ぐ2位に。

個々の労災申請と認定の時期は年度がずれるケースがあり、15年度の認定はさらに増える可能性がある。

うつ病などの精神疾患の労災

▽ 長時間の残業
▽ 仕事内容・量の大きな変化
▽ 休日のない長期の連続勤務
▽ パワハラやセクハラ

などがあった場合に、ストレスの程度を評価して認定する。

厚労省は個別事例を公表していないが、介護でも残業や不規則な交代制勤務などが認定理由になったとみられる。

介護職員のメンタルヘルスは、経営者が労務管理を適切に行っているかどうかに大きく左右される。
勤務時間や休日取得の把握がずさんな事業所の離職率は高く、職員は人員不足の穴を埋めるため長時間働かされ、精神的不調に陥りやすくなる。

===ここまで===



4. [介護職のうつ病] 人手不足の悪循環断て(沖縄タイムス)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

===ここから===

厚生労働省の集計によると、介護労働者を中心とした「社会保険・社会福祉・介護事業」の精神疾患による労災申請は2014年度、140人。
そのうち32人が労災認定を受けた。

09年度と比較すると申請は2倍、認定は3倍以上に増えている。
業種別では最も多い申請で、認定件数も2番目に高い。

慢性的に人手不足が指摘される業界である。
長時間の残業や不規則な交代制勤務などが、心の病の背景にあることは容易に想像できる。

2014年度介護労働実態調査で、働く上での悩みや不安、不満を複数回答で聞いたところ、半数近くが「人手が足りない」と答えていた。
「仕事内容のわりに賃金が低い」が4割強、「身体的負担が大きい」「精神的にきつい」との回答もそれぞれ3割ほどあった。

厳しい労働環境が伝わってくる調査結果だ。

人手不足から夜勤が増え夜中にコールボタンが鳴りやまない、認知症に付随して起こる暴言に傷つけられたなどというのは、よく耳にする話である。
家族からの過剰な要求に振り回されるケースも多いと聞く。

お年寄りの人生を支えるやりがいのある仕事だと思って就職したのに、過重労働、低賃金に加え、命を預かる責任感、常に相手に合わせた言葉や態度が求められる「感情労働」特有の緊張感がストレスを押し上げている。

熊本地震で、高齢者や障がい者に専門のケアを提供する「福祉避難所」が機能しなかった理由の一つが、介護現場の人手不足だった。
福祉避難所に指定された高齢者福祉施設は、もともとの入所者の世話で手いっぱいで、入所者以外の要支援者を受け入れることが難しかったのだ。

厚労省は介護を担う人材が20年代初頭に約25万人不足するとの推計を公表した。
これまでより不足数が5万人も拡大している。

25年には団塊の世代が全て75歳以上となり、要介護認定を受ける人も604万人に増える。
高齢化に伴い、介護需要は爆発的に増えていく。

すでに深刻な介護現場の人手不足といった課題へ、どのような策が打ち出せるか。
今まさに重要な局面に差し掛かっている。

===ここまで===


【参考】
よろしければ、以下も参考になさって下さいねー。


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posted by 西区地域労組 at 09:00| 雇われて働く人に関係するニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする