2015年06月01日

ブラックパートの実態:主婦等のパートにも蔓延しているブラックな働かせ方

不当な解雇、雇い止め、派遣切り、賃金未払いや引き下げ、雇用保険や社会保険の未加入、サービス残業、長時間労働、セクハラやパワハラなどの職場いじめ、うつ病、過労死など・・・
労働に関するこんなトラブルが増加の一途を辿っています。

ブラックバイトの実態と被害に遭った際の対処方法や相談先について

という記事を先日ご紹介しておりましたが、ブラックパートに苦しむ方も増加の一途をたどっています。
ブラックバイトに負けず劣らず、ブラックパートもかなりひどい状況になっています。

そもそも、主婦などのパートで働いていらっしゃる人も、労働基準法などの労働法で保護される「労働者」です

そうは言っても、ブラックパートに関しても、ブラックバイトの場合と同様に

「ブラックパートと言っても、たかがパートなんだからそんなに深刻な悩みじゃないでしょ?」
「ブラックパートって言うけど、主婦が小遣い稼ぎでやっている程度のパートでしょ?嫌なら辞めればいいでしょ?」

などと誤解している方もいらっしゃるかもしれませんので・・・

ブラックパートの実態がよくわかる記事をご紹介します。


1. 主婦を悩ますブラックパート サービス残業や出勤日不明など(ガジェット通信)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

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「残業代が払われない」
「契約以外の仕事をさせられる」

今「ブラックパート」といわれる過酷なパート現場が増えている。
夫の稼ぎだけでは家計を支えられない主婦は、社員採用などの“エサ”をちらつかせられ、おかしいと思っていても辞められない。

パートのメリットは何といっても、勤務時間や日にちの都合がつくことだ。
家事や育児をしなければならない主婦だからこそ、パートを選ぶ人は多い。
だが、そのシフトが自由にならないことがある。

「毎週、出勤する曜日が決まっていなくて、いつシフトが入るかわからない」
「早く出勤日を知りたいのですが、連絡が来るのは、いつも前日の夜なんです」

給与でも時間外労働の未払い、いわゆる“サービス残業”を課されるケースがある。

「毎日のように“忙しいのは これからなのに、帰るつもりなのか?”と店長に責められて、帰るに帰れません。しかも居残った分の時給はゼロ」
「ランチのお客さんが帰った後、片づけしてから帰るので、店を出るのはいつも午後3時すぎ。でもバイト代は『ランチタイムが終わる午後2時まで』の分だけ」

そうした主婦たちは、パート先からクビをにおわされたり、社員登用をちらつかせられたりと、弱みにつけこまれ、言うことを聞かざるを得ない。

「一度、子供の学校行事の日に休みをもらおうとしたら、クビをにおわされました」
「パートを始めてまだ半年ですが、先輩パートが辞めてしまったので“店長候補パート”という肩書を与えられました。レジ閉めまで任されるようになり、最後の片づけも終えて帰るのは夜10時近く。にもかかわらずもともとのパート契約は8時までなので、時給はそれまでの分しかもらえません。店長になれる気配もなく、責任が重くなっただけで、いいことは何もありません」

===ここまで===


2. 過酷な「ブラックパート」 パワハラや「デスノート」も存在(livedoor NEWS)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

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「ブラック企業」という言葉は長時間労働やサービス残業などを強要する企業を指すもので、10年ほど前から問題になり始めたが、今、働く主婦にも「ブラックパート」が問題になっている。

サービス残業、強制シフト…ブラック企業の正社員にも負けないブラックパートの過酷さ。
それに加え、パート主婦は、社員のストレス解消のため“パワハラ”の標的にされることもあるという。

「上司の男性が気に入らないおばさんパートを辞めさせようと、ひどい嫌がらせをするんです」
「ちょっとしたミスをすると、『ノートに自分の悪いところを書いて反省してください』と1冊のノートを渡される。しかもノートは休憩室に置かれているので、誰でも見ることができる。別名『デスノート』と呼ばれていますが、書かされた人は本当につらいです」

高齢化がますます進むなか、主婦の介護施設でのパートも増えてきている。

「資格がないので、『補助的作業』という名目ですが、つらい作業ばかりを押しつけられる」
「時間通りにタイムカードを押して帰ろうとすると、『帰り時間だけはキッチリしているんですね』と嫌みを言われたり」
「社員って、パートを奴隷くらいにしか思っていないのでしょうか」

===ここまで===


3. パートに残業強いる「極悪ブラック企業」(FACTA ONLINE)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

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総務省が昨年12月にまとめた労働力調査によると、非正規従業員は前年同月より48万も増え、初めて2千万人を突破した。
企業の定年後の再雇用やパートに出る女性が増えているためで、雇用者全体に占める非正規の割合は37%に達した。

2年8ヶ月間働いたAさんもその一人だ。
残業代は貰えず、日用品の経費も自費で負担していた。
それが不正なことと知ったのは、パートを辞めた後。

現場に犠牲を強いて利益をあげる「ブラックパート」に憤りを覚えたAさんは、ネットで調べた合同労組に駆け込んだ。
これまで非正規労働者が残業代や有給休暇などの権利を主張することは少なかったが、ネットの普及で情報取得が容易になり、パート労働者の相談も増えている。

労組側は、団体交渉で、

@ 会社側は半年ごとの契約更新の時に、時給金額を空欄にしてAさんに渡し、本人と保証人にサインをさせ、後から時給金額を記入して本人に渡していた
A 5回の契約更新にもかかわらず時給が全く上がらなかった
B 繁忙期やセール期に残業しても残業代が支払われなかった
C 店舗の雑用品やセール期間のディスプレー費用の一部をAさんに負担させた
D 毎月500円徴収する互助会費が従業員のためでなく、会社のイベントに使われた

などと、数々の不正行為を追及した。

労組側がいちばん問題にしたのはサービス残業だった。

Aさんはシフト表に従い早番、遅番で仕事をしてきた。
会社は「ダブリ時間」( = 2人体制で働く時間)を月20時間しか認めず、月50〜100時間の残業をしても一切残業代を支払わなかった。

長時間残業と休日出勤を強いられても、店舗レジがタイムレコーダーを兼ねているため、早朝や閉店後の実労働時間は記録されない。
労組の積算では、Aさんの不払い残業代は87万円にのぼった。

Aさんの元同僚の証言もあり、会社側もサービス残業が行われていた事実を認めざるを得なくなった。
2度目の団体交渉では、一転してAさんの主張を認め、残業代支払いを申し出た。

さらに、Aさんが負担した店舗雑費(2万2758円)やワイシャツ紛失事故の弁償金(1万3千円)、給料天引きされていた互助会費(1万2千円)も全額返還されることになった。


===ここまで===


4. パートがこんな働かされ方であっていいはずはありません(連続エッセイ)
※以下は一部引用ですので、全文読みたい方は上記リンク先からご覧下さい

===ここから===

パートについては、きちんと決められた時間内に、自分のライフスタイルに合わせて働けると言われてきました。

2008年まで出ていた内閣府の「国民生活白書」(2003年)は、「パート・アルバイトという労働市場の存在が、失業した場合に雇用を守るセーフティネット的な役割を担っている面もある。また、家庭の事情や個人の価値観など、自らのライフスタイルにあわせて働ける多様な働き方を実現していくためにも、パート・アルバイトの魅力は大きい」などと能天気なことを言っていました。

現在はもちろん、以前でもパートはこんな「魅力」的な働き方ではありませんでした。

2014年3月の総務省「労働力調査」(「労調」)でみると、職場の呼称で言う「パート」の27%は週35時間以上働いています。
女性パートに限っても週35時間以上が25%に上ります。

つまり「パート」といっても3人に1人ないし4人に1人はフルタイム労働者なのです。

フルタイム女性「パート」199万人のうち、週43時間以上働く人は63万人、週49時間以上が20万人、週60時間以上が6万人います。
「残業月170時間」は週40時間の残業(170時間÷4.3=39.5時間)に相当しますが、1万人にもの女性パートが、週80時間以上働いています。
これはパート残業月170時間の女性が1万人もいることを意味します。

異常なのは労働時間だけではありません。
賞与なし、有休なし、昇給なし、社会保険なし、福利厚生なし、働きがいなし、尊厳なしの低時給の長時間労働で、しかも細切れ雇用の使い捨てと使い潰し。

パートがこんな働かせ方であっていいはずはありません。

===ここまで===


【参考】
よろしければ、以下も参考になさって下さいねー。


どんな解雇なら不当で、どんな解雇なら不当ではないの?
なぜ会社は辞表(退職願・退職届)を書かせようとするのか?
「クビだ!」等と言われた時、やるべきこととやってはいけないこと
社長や上司の一言で即日解雇って、あり?なし?

会社が労災を認めない、会社が労災の申請をしてくれない時の対処方法
労災認定基準:労働基準監督署はどんな基準で労災を判断するのか
うつ病等の労災認定基準:パワハラ、セクハラ、長時間労働など
勤務先の会社の労災保険加入状況を調べる方法

36協定(サブロク協定)について最低限知っておきたいこと
サービス残業:裁量労働制、年俸制、ノー残業デーにご注意下さい
年俸制、管理職、営業職、技術職などってサービス残業が普通なの?
残業代が出ない時に自力で請求できる方法とは?労働審判制度とは?
自社製品の購入を強制された時って、断ったらダメなの?
パワハラ(パワーハラスメント)を厚生労働省が6類型に分類
会社が辞めさせてくれない、辞めたいのに退職させてもらえない時には

勤務先の会社の雇用保険加入状況を調べる方法
雇用保険料が天引きされていたのに失業金がもらえない時
長時間労働等で自主退職する前に知っておきたい失業金の事

企業の厚生年金と健康保険の加入状況や保険料納付状況を調べる方法
給料から天引きされた年金の納付状況を確認する方法

労働者って誰のこと?正社員以外も労働者なの?
労働法って何?労働基準法(労基法)と何がどう違うの?
労働契約法って何?労働基準法とどう違うの?
就業規則って何?法律違反になるケースって?
雇用契約や就業規則と労働基準法(労基法)ではどちらが優先されるか?

解雇やサービス残業、パワハラやセクハラ等に対抗する方法:団体交渉(団交)
ブラック会社に泣かされないためにも知っておきたいこと
ブラック会社に泣かされないためにやっておきたいこと
「就活とブラック企業――現代の若者の働きかた事情(ブラック企業の見分け方など)」

労働組合とは(1)(超基本編)
労働組合とは(2)(「社内に労働組合がない時は?」編)
労働組合とは(3)(「労働組合の種類って?」編)
労働組合とは(4)(「労働組合のあるべき姿って?編)」
労働組合とは(5)(「労働組合の存在意義って何だろう?」編)
労働組合をつくったり加入したりすることに社長は反対できるのか?
労働組合があればブラック企業じゃない!?御用組合(名ばかり労働組合)に注意

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posted by 西区地域労組 at 20:05| 雇われて働く人に関係するニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする