2011年03月20日

パワハラ、長時間労働などの先にあるものとは?(2)

パワハラ、長時間労働などの先にあるものとは?(1)

という記事を、以前ご紹介しておりましたが・・・

日本全体が非常事態下にあるのにもかかわらず、特にここのところ、上記の記事を見て下さる方が非常に増えていることや、

・部下がうつ病になった
・上司が過労自殺した
・パワハラなど職場いじめがひどいので死にたい、死んだ方がマシ
・パワハラをした管理職をクビにする方法
・パワハラをやめさせる方法
・長時間労働で死にそう
・このままだと、会社に殺される

などなどの非常に切実なキーワードでの検索が増えていることや、一方では、

・社員をやめさせる方法
・うつ病になった社員を解雇する方法
・失踪 自殺 会社へ損害賠償を支払わせる方法
・不当解雇で訴えられないようにするための解雇の方法
・忙しいのに入院 病院で仕事させる方法
・うつ病にならない強い人材 見つけ方
・無能社員に残業代を払わずに済む方法
・無能社員の給料を下げる方法
・徹夜残業を嫌がる 根性なし 無能

など、企業側と思しき人からの検索キーワードも激増しているため・・・

今回は、以下の記事をご紹介しますね。

「過労自殺で「会社の責任認める」判決が増えたワケ」(J-CAST)


===ここから===

大手自動車メーカー社員の男性が自殺したのは、会社が長時間労働や上司のパワハラを放置したため――。

2011年2月28日、神戸地裁姫路支部は会社に対し、男性の両親に約6400万円の損害賠償を支払うよう命じた。
入社3年目、25歳だった男性は、入社20年のベテラン社員が担当していた購買業務を引き継ぐ形で異動。
前任者も過重労働で体調を崩していたという。

男性の時間外労働は、自殺直前に月80時間を超え、部品をめぐってリコール問題が起きるなど取引先とのトラブルも頻発していた。
しかし上司は、男性に対して

「残業は業務効率が悪いからだ」
「自宅に持ち帰ってやれ」

などと叱責。

孤立無援の状態に置かれた男性はうつ病を発症し、社宅の自室で首つり自殺した。

この上司は男性の自殺後にも、職場で笑いながら

「あ、亡くなったわ」
「この忙しいのに」

と発言したり、同僚が男性の机に花を飾ろうとしたときに

「大っぴらにするな」

と制したりした。

葬儀の場でも、

弔文原稿に目を通しながら冗談めいた口調で「泣かすよなあ」と言ったという。

こういった事後対応の悪さについても、判決は「両親は二重に精神的苦痛を被った」として損害賠償の加算要因と認定している。

弁護士の須田洋平氏によると、今回のように裁判所が会社の安全配慮義務違反を認めるケースが、ここ数年で増えているという。
その背景には、裁判所における「常識」の変化があると見る。

「長時間労働やパワハラ、セクハラが原因で労働者の健康が悪化し、うつ病や自殺に至ることがあるというのは、いまや社会的な常識になっています。」

「しかし、以前はそうではありませんでした」

長時間労働は、以前から存在していたが、それがうつ病を引き起こすかどうかの「予見可能性」はなかった、と会社が主張すれば、裁判で認められていた期間が長かったのだという。

「常識」が変わったのは、大手広告代理店社員の自殺を巡る2000年の最高裁判決だ。

上司は、徹夜で仕事をする部下の健康状態が悪化していることに気づきながら、納期を守るよう強調するだけで、業務量を適切に調整する措置を採らなかった。
このことに対し、裁判所は会社の責任を認めた。

労働基準監督署も、過労自殺などについて労災を認めるケースが増えている。
09年度では、自殺の労災請求157件のうち63件が認定されている。


11年2月22日には、自殺が労災と認められた男性の遺族が、

月200時間までの時間外労働を認めた労使協定を是正しなかったのは「行政の怠慢」として、国に1億3000万円の損害賠償を求めて提訴。

行方が注目されている。

苦しそうにひとり深夜まで仕事を抱える社員を見ながら、

「若いうちはこのくらいは当たり前」
「俺のときはもっと大変だった」

などと楽観的に放置していると、会社は大きなリスクを負うことになる


===ここまで===


パワハラなどの職場いじめや、長時間労働など・・・
我慢していても、ご自身にとっても、家族にとっても、未来はないと感じませんか?

ご自身が我慢することによって、ブラック会社が、ますます増えるだけだと思いませんか?
人間の使い捨てを、平気で行う会社を生み出すだけだと思いませんか?
日本の国際競争力も、どんどん弱まって行くだけだと思いませんか?
日本人同士で、足の引っ張り合いをしている場合ではないと思いませんか?

不景気だからと、自分さえ我慢すれば、家族の生活が自分にかかっているんだから・・・
と、我慢したくなるお気持ちもよくわかりますが・・・

勇気を出して、職場を一緒に良くして行きませんか?


【参考】
よろしければ、以下も参考になさって下さいねー。


どんな解雇なら不当で、どんな解雇なら不当ではないの?
なぜ会社は辞表(退職願・退職届)を書かせようとするのか?
「クビだ!」等と言われた時、やるべきこととやってはいけないこと
社長や上司の一言で即日解雇って、あり?なし?

会社が労災を認めない、会社が労災の申請をしてくれない時の対処方法
労災認定基準:労働基準監督署はどんな基準で労災を判断するのか
うつ病等の労災認定基準:パワハラ、セクハラ、長時間労働など
勤務先の会社の労災保険加入状況を調べる方法

36協定(サブロク協定)について最低限知っておきたいこと
サービス残業:裁量労働制、年俸制、ノー残業デーにご注意下さい
年俸制、管理職、営業職、技術職などってサービス残業が普通なの?
残業代が出ない時に自力で請求できる方法とは?労働審判制度とは?
自社製品の購入を強制された時って、断ったらダメなの?
パワハラ(パワーハラスメント)を厚生労働省が6類型に分類
会社が辞めさせてくれない、辞めたいのに退職させてもらえない時には

勤務先の会社の雇用保険加入状況を調べる方法
雇用保険料が天引きされていたのに失業金がもらえない時
長時間労働等で自主退職する前に知っておきたい失業金の事

企業の厚生年金と健康保険の加入状況や保険料納付状況を調べる方法
給料から天引きされた年金の納付状況を確認する方法

労働者って誰のこと?正社員以外も労働者なの?
労働法って何?労働基準法(労基法)と何がどう違うの?
労働契約法って何?労働基準法とどう違うの?
就業規則って何?法律違反になるケースって?
雇用契約や就業規則と労働基準法(労基法)ではどちらが優先されるか?

解雇やサービス残業、パワハラやセクハラ等に対抗する方法:団体交渉(団交)
ブラック会社に泣かされないためにも知っておきたいこと
ブラック会社に泣かされないためにやっておきたいこと
「就活とブラック企業――現代の若者の働きかた事情(ブラック企業の見分け方など)」

労働組合とは(1)(超基本編)
労働組合とは(2)(「社内に労働組合がない時は?」編)
労働組合とは(3)(「労働組合の種類って?」編)
労働組合とは(4)(「労働組合のあるべき姿って?編)」
労働組合とは(5)(「労働組合の存在意義って何だろう?」編)
労働組合をつくったり加入したりすることに社長は反対できるのか?
労働組合があればブラック企業じゃない!?御用組合(名ばかり労働組合)に注意

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求人票と労働条件が異なる際の相談窓口:ハローワーク求人ホットライン
労働基準監督署(労基署)、ハローワーク、総合労働相談コーナーの違い
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posted by 西区地域労組 at 18:45| 雇われて働く人に関係するニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする