2010年07月28日

ブラック会社に泣かされないためにやっておきたいこと

ブラック会社に泣かされないためにも知っておきたいこと

という記事を、以前ご紹介しておりました。
上記記事は、どちらかというと知識面に関することなのですが・・・

今回は、どちらかというと「行動面」に関することかな?
というものについて、ご紹介しておきますねー。(^^)

特に、

・ブラック会社(ブラック企業)だってわかってるけど、お金もないし、転職先も見つからないから辞めるに辞められない・・・
・誰も好き好んでブラック会社(ブラック企業)に入りたい訳じゃないけど、ブラック会社の仕事しか見つからないんじゃー仕方がない・・・
・たとえブラック会社(ブラック企業)だったとしても、正社員になれるんだったら、派遣やアルバイトよりずっとマシ!

労働組合など誰かに相談したくても、会社に復讐されるのが怖くて、相談なんてできっこない
・誰かに相談できるような状況なら、苦労なんてするもんかー!
・相談云々よりも、今の状況を自力で改善する方法が知りたいんだけど・・・

などなどの方にとっては・・・

ある意味役に立つかもしれません。
(全然お役に立てなかったら、すみません・・・)


「じつは派遣より悲惨!? “ブラック化”する外食・小売チェーンの正社員たち(ダイヤモンド社)」

===ここから===

“交通事故を引き起こす社員がやたらと多い”。

これが「外食産業の裏側」の管理人で、大手外食チェーンで働く大塚賢児さん(仮名・30代)の率直な感想だ。
疲労と睡眠不足でハンドル操作を誤るのだろうか。
車が全損するほどの大きな事故もまれではないそうだ。

社員の悲劇はそれだけにとどまらない。

「寝床から起き上がれない」と電話をかけてきたきり、退職する社員。
接客中に倒れる社員。
突然、失踪してしまう社員。
今までに大勢の同僚がこうして職場から消えて行った。

大塚さん自身、危うい場面を何度も経験している。
運転中、信号待ちの間に猛烈な睡魔が襲ってくることは数知れず。
39度の熱に浮かされても仕事を休むことはできない。

“身近で格安”というイメージのある外食・小売チェーン。
だがその裏では、一部の企業で過重労働問題が多発している、という声がある。
チェーン展開企業に蔓延する“ブラック化”について、現場に聞いてみた。

22年前からさまざまな労働相談を取り扱っている、NPO法人労働相談センターの須田光照さんはこう説明する。

「リーマンショック以降、相談件数は激増しています。昨年は5027件と過去最高レベルに達しました。意外かもしれませんが、目立ったのは正社員からの相談ですね。非正規社員を上回り、過半数となりました。内容は、解雇問題や長時間労働、パワハラやセクハラなどなど。非正規社員の不安定雇用が問題になっていますが、正社員といえど、けっして安定はしていないということです。こうした相談者のうち、とくに多かったのが居酒屋やファミレスといった飲食店チェーンやアパレルチェーンの社員でした」

たしかに最近も、「日本マクドナルド」「すかいらーく」「グルメ杵屋」などの社員が過労死認定されるなど、チェーン業態における問題が明るみに出ている。
ほかにも居酒屋チェーン店店長の急性心筋梗塞が労災認定された「国・北大阪労基署(マルシェ事件)」、ファミレスのもと支配人が過労の末、寝たきりとなり、レストランを経営する「康正産業」が損害賠償を命じられた事件など、いわゆる“名ばかり店長”の問題が後を絶たない。

なぜ、チェーン店店長や社員は過重労働に苦しむ羽目となるのだろうか。
冒頭の大塚さんによると、諸悪の根源は“正社員の配置の薄さ”にあるようだ。

彼が勤務する会社の場合、1店舗あたりの従業員はほとんどがパート、アルバイトで、正社員は、いてもせいぜい2人。
だが、慢性的な人手不足のため、シフトの穴埋めは社員がかぶっているのが現実という。

店長がパート、アルバイトの掌握に長けていればまだしも、そうでない場合はさらに悲惨だ。
スタッフ同士の派閥争いが激しくなって、その結果、退職者が続出したりする。
そうなれば社員にますます大きな負担がかかるのは必至、と大塚さんはいう。

「店長の中には、自分の出退記録などを改ざんして、休んでもいないのに休んだことにする人が少なくないんです。『休みが取れないのは自分に能力がない証拠だから』とか言って。たまに休憩を取るときも、『ごめん。ちょっと5分だけだから』って、カレーの皿を持って控え室に行き、速攻でかきこんで戻ってきたりする。こんなことを続けて入院しちゃった人もいます」

中にはあこぎな店長もおり、あの手この手で、相方の社員に負担を押し付けるケースもある。

「たとえばシフトを操作して、こちらの休憩時間や帰り際の人員配置をわざと少なくする。店がバタついていれば、現場を離れられなくなるので、嫌でもサービス残業せざるをえないわけです。20時間ぶっ通しで勤務する、なんてこともザラですね。いちおうシフト上は途中、休憩が2回入っているのですが――。結局、月の労働時間が400時間を超えてしまうこともあります」

社員の仕事は接客ばかりではなく、調理やシフト調整、新メニューの準備、在庫管理、書類の作成や整理と多岐にわたる。
クレームの対応に追われることもある。

なんだかんだで自宅に戻る時間がなく、控室の床に段ボールを敷いて寝ることも多い、と大塚さん。
店の駐車場に停めた車で寝ることもしばしばだ。

たまに帰宅すれば、ベッドに倒れこんで泥のように眠るだけ。
アパートのポストは郵便やDMがいっぱいで、洗濯カゴからは汚れた衣服が溢れているが、どうすることもできない。

忘れられないのは、異動する数日前、帰宅途中にコンビニに寄ったときのこと。
駐車場に戻ってくると、車のガラスが割られかばんも携帯も盗まれていた。
立ちっぱなしでむくんだ足を引きずるように交番に行き、被害届を出して自宅に戻ったときは、すでに朝5時を過ぎていた。

停めっぱなしの車に、盗まれた携帯の利用停止手続き、さらに仕事の引き継ぎ――やらなければならないことがありすぎる一方で、疲れはピークに達している。
出勤時刻は午前10時だ。
どうしていいかわからなくなり、完全にパニックに陥った。

「結婚願望ですか。この仕事と家庭生活を両立させるのは難しいと思いますよ。後輩社員で結婚したヤツがいるんですが、結局、退職しちゃいましたね。無理もないですよ。休みは月に数回あるかないか。その貴重な休みに外食だの買い物だのに付き合わされたら、体がたまりません。店じゃ些細なことで上司から毎日怒鳴られたり、とび蹴り食らわされたりしているんですから」

ただ、大塚さんの会社の場合、給与待遇は悪くない。
年収は1年目で370〜420万円、店長1年目の場合、500万円前後が相場だ。

「だけど、将来には夢が描けない」

と大塚さん。

努力して出世したとしても、社員の95%は店長止まり。
店長になれたとしても、業務のほとんどは高校生アルバイトの仕事とほぼ同じだ。
シフトや発注以外に、自らの裁量でできる仕事はほとんどないのが現実である。

若いうちはまだいい。
40代に突入すると体力的にきつくなり、若いアルバイトたちから邪魔者扱いされかねない。

「あの店長、使えないよね」 そんなレッテルを貼られたらもうおしまいだ。
リーダーシップを失った店長の店は規律も何もなくなり、荒れる一方。
シフトの穴埋めに四苦八苦した揚句、心身を壊し、やがて退職に追い込まれてしまうケースもある。

「40代の店長が高校生に手を合わせて、『お願い、出て。でないと、本当にオレもうムリ』と拝み倒しているのを何度も目にしました。パートのおばさんに言い負かされて泣いていたこともあったっけ。実際、先のことを考えれば考えるほど不安が募りますね。だからいつも何も考えないようにしているんです」

少子化や不況などで、厳しい現実にさらされている外食業界。
日本フードサービス協会の調べによると、2009年における全業態トータルの年間売上は前年比98.5%。
業態別では唯一、ファーストフードのみが売上102.5%と前年増だが、客単価は伸び悩んでおり、今年に入っても2ヵ月連続で前年を下回っている。

消費者の低価格志向は、業界全体に猛烈な価格競争を巻き起こしている。
「すき家」「松屋」に続き、「吉野家」が牛丼全品の値引きキャンペーンを開始したのは周知の通りだ。

しかし、こうした価格競争を下支えしているのは、ほかでもない現場で働く人々。
人件費カットのしわよせが社員たちを直撃している。

同様に価格競争の激しいアパレル業界でも実態は悲惨だ。
ある大手紳士服チェーン店の店長(40代)は、売れ行き不振の責任をかぶり、月収20数万円と少ない給与の中から自腹で商品を購入し続けていた。
袖を通さないスーツの数はなんと100着以上に及んでいるという。

チェーン展開企業の場合、店舗が“密室”と化してしまい、労働実情が本社のあずかり知らぬところとなりやすい。
加えて厳しいノルマやコストカットの重圧もある。
上司不在で責任を負う店長のプレッシャーは相当なものだろう。

また、少ない人的資源で店を支えなければならないという点では、中小・零細企業の経営者と同様だ。
つまり、チェーン店の中には“名ばかり大企業”ともいうべき店舗が少なくないのかもしれない。

ところで、ベンチャー系チェーンの中には、経営者を崇拝する社員たちが、自らサービス残業を買って出るケースもあるようだ。
ブラック企業の問題に詳しいNPO法人若者就職支援協会の黒沢一樹さんは、自身もベンチャー系の飲食店チェーンで働いた経験を持つ。

「1日の平均勤務時間は16時間くらいでしたね。サービス残業はあたりまえで、泊まりもありました。みんなけっこう自分から長時間労働をしているので、おかしいなと思い、『どうしてこんなに働くんですか』って聞いたことがあるんです。そうしたら『決まってるじゃないか。自分の成長のためだよ!』と……。その店では社長が神様みたいに思われていて『あの人はすごい』『社長様さまです』ってみんな言い合っていた。たしかに店員は一生懸命接客していて、サービスの質は高かった。でも、それだけ働いて、正社員でも月20万円の給料って、どうなんだろう、と。結局、その会社は僕が辞めてまもなく潰れてしまいました」

首都圏青年ユニオンの河添誠書記長は

「とくに急成長中のチェーンの場合、労務コンプライアンスが規模の拡大スピードに追いつかないケースがある」

と指摘する。

大塚さんのように

「正社員でも未来に夢が持てない」

と感じる人は少なくないようだ。
河添さんはその理由を、

「会社が社員を育てなくなったせいだ」

と分析する。

「大手ディスカウントチェーンで過重労働に苦しんだ揚句、うつを発症した若者がいるんですが、あるとき、彼がとても印象的な言葉を口にしたんです。『自分は会社にとって、ただの燃料だったんです』と。初めは、妙なことを言うなと思いました。『道具扱いされた』などと表現するのが普通じゃないですか。それを彼は“燃料”といった。しかしよく考えたら、まさにいう通りなんです。道具は残りますが、燃料は燃やし尽くしたらあとに残らない。今の正社員には彼のように、生産性という火を燃やすための燃料として扱われる人が少なくないんですよ」

もちろん、会社とともに未来を夢見ることのできる社員はいい。
だが、もしも入社した会社が“ブラックチェーン”や“ブラック企業”だったら、どうしたらいいのだろう。

前出の須田さんは

「少しでも会社と対等な関係を築けるよう努力すべき」

と助言する。

会社の空気に飲まれず、サービス残業は断る。
できればタイムカードも記録しておき、上司の暴言や無理な指示があればメモをとっておく。
また、同僚同士で情報共有し、お互い孤立しないように配慮する工夫も大切だ。


「法律上、雇い主と労働者とは対等の地位にあるということになっていますが、もちろん、現実は違う。労働者はじつに弱い立場に立たされているんです。だからこそ、普段から同僚同士で助け合い、困ったときに味方になってくれる人間を増やしておくといい。労働組合に入り、会社に対して言うべきことは言いながら、お互い健全な関係を築いていくという方法もあるでしょう」

もうひとつの方法として、資格取得がある。
ブラック企業で働いた揚句、体を壊し、フリーター生活を送っていた加藤洋平さん(仮名・29歳)は「電験3種」という資格を取得。
これを武器にビル管理会社に就職した。
会社に対する自分の意識は、以前とは大きく変わった、と感じている。

「昔の自分は会社に合わせてものごとを考え、行動してきたように思います。一個人としての考えがまったくなかった。だけど、年功序列や終身雇用で企業が正社員を守り育てた時代はとうに終わっている。自分で自分の働き方、人生を設計しなかったら、生き抜けない。フリーター時代にそう痛感しました。そこで、資格を取得した一方、自分の働き方に合う会社を徹底的に探したんです。つまり、ストレスなく仕事ができてそこそこ給料の高い会社を。だから面接の時も、有休とかシフトとかボーナスのことなんかをどんどん強気で質問しました。会社にどう思われたって自分の人生の方が大事ですから。就職後もその姿勢は変わりません。文句があれば、相手が上司であろうとはっきり伝えます」

今後、不況が長引けばブラック化する企業も増えていく。
会社と個人がどう向き合い、お互いの夢をどう実現していくか。
今、まさに問い直される時代なのかもしれない。

===ここまで===


【参考】
よろしければ、以下も参考になさって下さいねー。


どんな解雇なら不当で、どんな解雇なら不当ではないの?
なぜ会社は辞表(退職願・退職届)を書かせようとするのか?
「クビだ!」等と言われた時、やるべきこととやってはいけないこと
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うつ病等の労災認定基準:パワハラ、セクハラ、長時間労働など
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「就活とブラック企業――現代の若者の働きかた事情(ブラック企業の見分け方など)」

労働組合とは(1)(超基本編)
労働組合とは(2)(「社内に労働組合がない時は?」編)
労働組合とは(3)(「労働組合の種類って?」編)
労働組合とは(4)(「労働組合のあるべき姿って?編)」
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posted by 西区地域労組 at 19:35| 知ってトクする!こんな話あんな話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする